【体験談】大雨洪水による床上浸水の対処とその後
2018年の雨の多さに気がめいっているナキです。
2018年上半期だけでもかなりの水害が出ている現状で
自分の地元も水害がありました。
自分の身内、親族に被害は出ていないものの友人宅が床上浸水の被害に見舞われ
その時の体験と対処法が誰かの役に立てればと思います。
床上浸水と床下浸水の違いって?
・「床上浸水」とは,住家の床より上に浸水したもの及び全壊・半壊には該当しないが,土砂竹木の堆積により一時的に居住することができないものとする。
・「床下浸水」とは,床上浸水に至らない程度に浸水したものとする。
画像を例として分けると
ポーチ、水切り、デッキから上に浸水すると床上浸水、
逆に下だと床下浸水となります。
床上浸水、床下浸水どちらも危険な状況に変わらないので、水害の危険性がある場合
自分は大丈夫など、安易な考えではなく常に最悪を考えて動くことをお勧めします。
避難する前にやっておくべきこと
友人が一番後悔していたのが電子機器や衣服、靴など浸水により使用できなくなり
処分しなければならなかった事だそうです。
対策というほどでもないですが避難勧告が発令され避難する前に
自分の生活において重要なものをまとめましょう
通帳や印鑑等はもちろん、身分証明書や健康保険書は必須でしょう
その他に簡単に食べれる食料や懐中電灯、ラジオ、携帯電話(乾電池式の充電器もあれば)、衛生用品冬などは防寒できる物も用意しておきたいですね。
また水害で避難する際、家の床や低い位置にある大事な物をできるだけ高い所に移動しておくのも大事です。
二階がある方は二階などに移動するのがベスト!
床上浸水したときなど
床にある電子機器、衣服、靴などすべて処分しなくてはならなくなるので
友人も頭を抱えていました・・・
避難指示などの拘束力
水害に限らず災害時には政府や県、市からニュースや呼びかけがあるので
その都度、正確な情報を得て自分の動きを決めましょう!
避難指示が出てから、あれも、これもと準備する時間はありません。
「あの時、準備しておけば」と後悔するより、「準備していたけど最悪の事態にはならなくてよかった」と思うほうがいいでしょう。
友人曰く「やった後悔より、やらなかった後悔の方が辛いよ。準備や対策する時間はあった・・・」
水害後の掃除、片付けの前に
まず床上浸水したときの家の状況を見て、絶望します!
「こんなの自分で処理できないよ・・・」っと思います
そこで、「もう業者にお願いしてやってもらおう」と即決してしまいがち
そんな軽いパニック状態人間は下調べもせず、見積もりも取らず、いち早くこの状況
をどうにかしてほしいと思い、高額の悪徳業者に引っかかってしまいます。
床下浸水後の状況を見て「シロアリが出ますよ」「予防で処理しましょう」
一度冷静になり、「全部床めくって掃除したるわ」くらいの気持ちで今の状況と
使えるお金を整理してからでも遅くありません。
ちなみに友人は業者に頼むのが金銭的にきつかったそうで
人を集めて手伝ってもらい、業者に頼まず掃除、片付けを行いました。
その手伝った人の一人が自分です。
しかし、全部ひとりで掃除を行うのはやってみて、かなりの労力がかかります
時間の取れない方などは業者に頼むと思いますので、その場合は
複数の見積もりを取ることをお勧めします。
水害後の掃除、片付け
床上浸水の場合は
①家の周囲や床下などにある不要なものや汚泥などを片付ける
床の貯まった土砂はスコップで、ゴミ袋や箱に入れて外にだし、
水がでるなら大量の水で流しながら、ブラシで擦って洗う
②床下は雑巾等で吸水し、扇風機等により強制的に換気するなど乾燥に努める
③水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要な物を片付けるor捨てる
④汚れた家具や床・壁などは、水で洗い流すか、雑巾で水拭き
⑤食器類や調理器具などは、水洗いして汚れをきれいに洗い流す
掃除・片付けと並行して消毒をやらなければなりません。
逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)を300倍位に水で薄めてブラシで擦りながら塗って消毒する。1時間位したら、雑巾で水拭き。
逆性石けんは薬局で「オスバンS」と言う名前でボトルのサイズによって
700~1000円位であります。
水でかなり薄めて使えるので相当広い場所でも使え、臭いはほぼ無臭なので
台所、トイレ、風呂場、床、壁ほとんど全てに使えます
床下浸水の場合は、
床をめくり、泥やごみを除去・清掃し、十分に乾燥させたあと消石灰などの消毒剤を散布し床仕上げを復旧して下さい。
かなりの作業量で個人では厳しい部分もあると思いますが
自治体やボランティアの方々に積極的に助けてもらうのもありだと思います。
水害って保険きくの?
床下浸水と床上浸水などの水害による被害と火災保険との関係しています
火災保険における水災の保険金の支払い要件は、一般的に次のようになっています。
- 建物または家財それぞれの時価の30%以上の損害
- 床上浸水または地盤面から45cm超える浸水による損害
このような違いによって、水災のときの火災保険金の支払いは異なります。床下浸水などだと保険金の支払い基準を満たさないことがでてきます。
前述の通り、火災保険は色々なタイプが出てきていますので、時価の30%という基準をもう少し細かく分類しているなど、基準は各社バラバラです。上記の基準が損害保険会社で共通とは言い切れませんが、一つの目安になるので覚えておきましょう。
特に、水災の危険の高い地域に住んでいる人は、加入している火災保険で損害保険金がどのような基準で支払われるのか、事前に確認してください。なお、水災で保険金を請求する場合、通常は罹災(りさい)証明が必要になります。罹災証明は風水災の場合には市区町村で発行されます。
このように保険に加入していて保険が適用される 場合があるので
水害にあった際は加入している保険を確認してみましょう
保険業者から大丈夫ですか?と電話来ることはまずありません!
自分の身は自分で守るというわけではないですが
無駄に損をしないようにしましょう!
最後に
被害にあった方々はいきなり非日常に放り込まれ、辛い状況ではありますが
焦らず冷静にまずは情報を集め、行動しましょう。
水害時お世話になったサイト↓
床上浸水に床下浸水…水害で火災保険は支払われる? [損害保険] All About
家が浸水した場合にしなければならないこと - NAVER まとめ
床下浸水後の清掃や床下処理は自分でできます « 住まいの情報メディア『住育ライフ』
せば、まずね~